出典:伊豆半島ジオパーク
南伊豆といわれる下田市の周辺には白い砂浜に透明度の高い海が広がっています。
この下田には田牛と呼ばれるエリアがあります。「とうじ」と読むのですが、ここに伊豆の隠れた観光スポットがあります。
それが田牛サンドスキー場です。天然の砂ゲレンデの広がっているスポットで、サンドスキーなどが楽しめます。周辺の民宿などでそりのレンタルサービスも実施しているので、手ぶらで訪れても十分楽しめます。
海に向かって滑っていく感覚はスリル満点です!!
自然の力を感じさせる
田牛サンドスキー場の入り口に入ると、その絶景に圧倒されるかもしれません。
空と海は抜けるような青さ、それと白い砂のコントラストがなんとも言えない美しさがあります♪
ダイナミックな景色が広がっていて、海岸ではありますがスキー場といった趣です。
海岸でスキー場という本来なら共存するはずのないものが一緒に見られるので、異次元空間に迷い込んだかのような錯覚を覚えます。
ちなみに砂丘は個性的なデザインをしていますが人の手は一切加わっておらず、完全自然体です。
海岸に溜まっていた砂が長年の強風により巻き上がって、崖に吹き付けるような形で作られました。ちなみにこの砂、石英などの鉱物や貝殻などいろいろな材質のものが混ざっていて、それが独特の美しさを構成しています。
そりで遊ぼう
サンドスキー場といわれるとスキーやスノボーがメインで自分にはあまり関係ないと思っている人もいるかもしれません。
しかし田牛サンドスキー場でおすすめしたいのは、そり遊びです。
そりならスキーやスノボーのできない人でも手軽に楽しめますし、小さなお子さん連れの方でも安心して遊べるはずです。
田牛サンドスキー場は傾斜確度が30度、長さ70メートル、幅100メートルのゲレンデになります。
頂上からの眺めのナカナカのものです!
そしてここから一気にそりで滑り落ちるのは結構スリルがあって何度やっても飽きないでしょう♪
ちなみにそりについては、近くの民宿などでレンタルしているところがたくさんあります。ですから手ぶらでも楽しめますから、南伊豆に観光に訪れた際には立ち寄ってみるといいでしょう。
海に向かって滑り落ちるこの感覚、日本で田牛サンドスキー場以外ではナカナカ味わえません。
そりで滑るときにおすすめしたいアイテム
もし田牛サンドスキー場でそり遊びを楽しみたいと思っているのであれば、準備しておくと便利なアイテムがいくつかあります。
まずはゴーグルです。
そりで滑っているときにどうしても砂が舞い上がりやすくなります。
そのままで行くと砂が目に入ってしまって、目が開かなくなってしまうかもしれません。しかしゴーグルをつけていれば、このような心配もなくなります。風が強い時には砂の舞う可能性があるので、常に着用しておくことがおすすめです。
もしお子さんと一緒に楽しもうと思っているのなら、ハンカチもしくはマスクなどを準備しておくといいです。子供の場合、反射的に滑走している際に声を出すこともあります。声を出す際に口を開け、そこに砂が入ってしまう恐れがあります。
その結果、滑り終わった後で口の中がじゃりじゃりしてしまうかもしれません。このようなことにならないためには、マスクをつけて滑るのが確実です。
しかしマスク装着を嫌がるお子さんもいるかもしれません。そのような場合、口元を隠せるようにハンカチを準備しておくと安心です。
そのほかにはペットボトルを用意しておくといいです。先ほど見たように目や口に砂が入った場合でも、すぐに洗い流せます。
また転んで擦り傷を作ってしまった場合でも砂を洗い流せ、応急処置が可能です。服装については自由ですが、初夏から初秋にかけては結構日中は気温が上昇します。
このため、水着姿で楽しんでいる観光客も少なからず見られます。新しい伊豆の楽しみ方を求めている人は、一度訪れておいて損のないスポットです。
田牛サンドスキー場の概要
営業時間:ボード貸出~日没 年中無休
所在地:〒415-0029 静岡県下田市田牛
問い合わせ:0558-23-5557(田牛観光協会)